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アウシュヴィッツ 

ポーランド |

クラクフ2日目

『アウシュヴィッツ強制収容所』クラクフからバスに乗り、1時間40分くらいの場所です。

映画や本で見る機会も多く、誰もが、少なくともここで起こった恐ろしい出来事を知っている場所です。

ドイツの、東ヨーロッパ植民地化計画、ドイツ人だけの国を作るためにここに収容されたユダヤ人、ポーランド人、
ジプシー、政治犯、障害者、同性愛者、聖職者…『劣等民族』とされ、罪もなく連行された人達。

労働力のない女性や子供、老人は、到着後すぐに「選別」され、ガス室へ…
労働力として収容された人達も、狭いベッドに何人もで押し込められ、わずかな食べ物で過酷な労働。
もっともっと、書ききれない程に酷いことが、この広大な収容所で起きていたことは、今までに読んだ本で知ってはいましたが、
どうしてこんな事が起こり得たのか、この出来事の根本はどういうことなのか、深くは考えずに
ただ、酷い、あり得ない、そう思っていました。

それをもっと、ちゃんと考えるきっかけができたのは、今回アウシュヴィッツの、中谷さんにガイドをお願いしたからです。
ガイドブックでも紹介されている方ですが、アウシュヴィッツには午後3時までツアー以外では入れないのと、
中谷さんのガイドはすごく良いという話だったので、事前にメールでお願いしました。

この『殺人工場』とまで言える程の恐ろしい施設が成り立っていた理由、その仕組み、その時のドイツの状況など、
とてもフラットな目線で、いろんな立場から考えられるように説明してくれました。

当時のドイツ国民は、ほとんどが賛成でも反対でもない『傍観者』だったといいます。
反対すれば自分も家族も殺される、時代が悪かった、そう一言で片付けるのは簡単ですが、アウシュヴィッツについて知れば知るほど
いつの時代にも起こり得るはずだ、と思いました。
現に今、第2のヒトラーが出てきてもおかしくない状況になってきてるといいます。
ヨーロッパではそんな状況に、『傍観者』を作らないように教育が見直され、毎日たくさんの人が、特にドイツから
"勇気を持って"この収容所を訪れているそうです。

宗教絡みの話になると、私はどうしても、結局日本人にはよく理解できない、と少なからず思ってしまうのですが
中谷さんに今日「日本人には関係ないと思わないで」と言われました。
日本には今多くの外国人が住んでいて、就業状況は厳しいけど、少子化が進む中、これからどんどん稼ぐ外国人が増えてきたら…
不安定な状態のドイツで裕福な生活を送るユダヤ人、当時のドイツと似たような状況がどの国でも起こり得るということに
正直どきっとさせられました。自分は「傍観者」にならずにいられるのかな。

アウシュヴィッツには世界で起こっている全ての問題の本質があるような気がしました。
大きく捉えれば環境問題にまで同じことが言えると思います。
実際ここに来て、見て、話を聞けて本当に良かったし、一人でも多くの人が来られたらいいなあ、と思いました。
そしていつかアウシュヴィッツの役目が本当の意味で終わればいいのに、果てしなく遠いことのようだけど、もしかしたら
そんな日は来ないかもしれないけど、でも、そうなればいいのに。


外側から見た収容所


働けば自由になる。と書いた看板を囚人たちが作らされた。


連れて来られた人たちが荷物の中に入れてきた鍋。
これを使うことは2度とないと、知っていたのか知らなかったのか。私はこれが、何だか一番悲しかったです。


1つのベッドに5人で寝ていた。


この先に何が見えていたのか。



こんな青空の日もあったんだろうなあ。
22:16 |  trackback: 0 | コメント: 4 | edit

コメント

自分の目で見て感じて!

働けば自由になる。そんなことはなかった。「B」の文字がちゃんと書かれていなのはささやかな抵抗であったとか?
子どもの小さい靴や髪の毛もあるとか・・・
人間の使えるもの 歯の金とか・・・すべて利用したらしいね。
酷いことでるが事実なんですよね。
こんなことが二度と起こらない世界になってほしいです。・・・・・

MARO #- | URL | 2012/08/17 18:39 * edit *

この時代に、ここに自分が生きていられて本当に良かったと、このような過去を知るたびに思います。
未来にはこのような事が無いことを祈るばかりです。

植木屋 大西 #- | URL | 2012/08/17 22:35 * edit *

[アンネの日記」を学生時代に繰り返し読みました。
 ユダヤ狩りの恐怖の生活が綴られていました。 

5月に行った ヴァチカン市国 ミケランジェロ作 システィーナ礼拝堂の天井画はキリスト教ではなく、ユダヤ教の内容が描かれています。
今 礼拝堂のフレスコ絵の本を読んでいます。
天才 ミケランジェロは礼拝堂の絵から何を私たちに伝えようとしたのか???
『アウシュヴィッツ強制収容所』  なぜユダヤ人なのか??
 

施主1goo #- | URL | 2012/08/17 23:31 * edit *

maro
よく見るとBの文字が逆さまなんですよね。
ガス室で亡くなった人から髪の毛や金歯を取るのもまた、
収容された人達の仕事だったそうです。
ここで働くドイツ人の罪悪感を減らす目的もあったみたい。

大西さん
本当に平和な国、時代に生きられることは
当たり前じゃない、幸せなことなんですね。
どんな理由があっても繰り返してはいけないと思います。

せこさん
いつの時代にもユダヤ教まわりではいろいろな事件が起こっていますね。
複雑ですが少しづつでも知っていけたらと思っています。
システィーナのこと、あまり知らないので、また今度教えてください。


たみや・ゆうき #- | URL | 2012/08/18 05:58 * edit *

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